2020.05.20

コロナ禍の中、採用を強化している企業は どんな業種?具体的な企業名をご紹介

新型コロナウィルスの感染拡大に伴って、休業や営業縮小を迫られた企業が多々あります。緊急事態宣言発令による外出自粛の影響は宿泊業や飲食業だけでなく多岐に渡り、厚生労働省が4月28日に発表した3月の有効求人倍率は前月比0.06ポイント低下の1.39倍で2016年9月以来、3年半ぶりの低水準になっています。 

緊急事態宣言の延長と共に、今後の事業計画が不透明だとして採用状況は一段と厳しい状況が続くことが予想されます。

このような状況下でも採用を強化している業種はこの5つ。キーワードは在宅勤務の拡大と巣ごもり消費

在宅勤務・テレワークで注目を集める大小ベンチャー企業

在宅勤務、テレワーク等働き方が変わることによって需要が生まれた企業があります。

②医療系

景気変動の影響を受けにくく、もともと採用に力を入れている企業です。

③エンタメ系企業

外出自粛により自宅で過ごす時間が増え、特にテレビやゲームに費やす時間が増えました。また休校が続く子供たちのストレス発散や家族団らんのため需要急増に伴い、採用も加速しています。

④デリバリー系

運ぶ人だけでなく、加盟店増によるスタッフ部門・営業部員の増強の加速が見られます。特にこの業界ではアルバイトも急増しています。

EC(ネット通販)

巣ごもり消費を支えるネット通販事業は、コロナ禍の中でも問題なくサービスが提供され、売り上げ増に伴って採用が加速しています。(逆に言うと、対面営業を基本とする業界が厳しくなっています。)

採用を強化している 具体的な企業名とその経営内容は?

 

①在宅勤務・テレワークの拡大で注目を集める大小ベンチャー企業

コロナ禍による働き方改革で企業は手書き依存からペーパーレス化が進み、日本ならではの印鑑文化の廃止も言われるようになり、これからさらに伸びる可能性があると思われます。

SmartHR 

企業が行うすべての労務手続き(入社・雇用契約・年末調整など)をペーパーレス化するクラウド人事労務ソフトの開発。総務省と連携しWeb上から役所への申請を可能にして、煩雑で時間のかかる労務手続きや労務管理から経営者や人事担当者を開放するサービス。コロナ禍の今、テレワークに関する国や自治体からの助成金制度を使える便利なツールを実現。昨年7月61.5億円の資金調達により、累計調達額は82億円。

Sansan

名刺をスキャンするだけで簡単にデータ化し、全社で有効活用するクラウド名刺管理サービス。リモートワークが進み、名刺情報のオンラインでの共有・管理は営業効率を高めるために欠かせなくなった。2018年12月に約30億円の資金調達を実施。「早く言ってよ~」のコマーシャルで事業展開を加速し名刺管理シェアNo.1のサービスに成長。

弁護士ドットコム

日本最大級の弁護士検索・法律相談ポータルサイトの運営。トラブルや悩み事があり法律相談をしたい相談者と、集客・受任をしたい弁護士を結ぶサービス。テレワークの広がりとともに、紙と印鑑に依存してきたこれまでの契約形態から電子契約への積極的な意向を図る企業が増えており、弁護士監修のもと、電子署名による契約締結を推進するCLOUDSIGNというサービスを展開している。

Chatwork

メール、電話、会議、訪問など仕事で必要なコミュニケーションをより効率的にするためのクラウド型ビジネスチャットツールを提供。

CASTER BIZ

秘書・人事・経理・Webサイト運用などの日常業務から専門分野までの幅広い業務(秘書・人事・経理・Webサイトの導入や運用など)を請け負う。依頼に即時対応できるよう、専属アシスタントがオンラインで待機。

スタジアム

ウェブ面接に特化したクラウド型採用管理システム「インタビューメーカー」の提供 。面接日時の調整、当日キャンセル、応募者のステイタス管理などの、面接に関する課題に役に立つ機能を提供する。また、営業に関する戦略・人員の育成等のツール作成などを提案する。

ベルフェイス

オンライン商談システム「bellFace(ベルフェイス)」の開発・販売事業。またオンライン営業のノウハウを提供し、企業に新たなビジネス機会をもたらすことを目指している。企業の新型コロナウィルス対策支援のための、国や自治体からの助成金を使えるサービスの紹介。

②医療系

昨近の健康志向もあり、安定的に採用があります。コロナ禍によってさらに加速が見込まれる業界です。

メドレー

テクノロジーを活用した事業やプロジェクトを通じて「納得できる医療」の実現を目指し、医療ヘルスケア関連のインターネットサービスを提供。

エムスリー  

インターネットを活用して良質な医療情報をいち早く研究や臨床の現場に届け、医療をより良い方向へ変革の世界を変革することを目指したサービスを提供。

カラダノート

「健康の悩みや不安を抱いている人を助けたい」「家族の健康を支え笑顔を増やす」をビジョンにかかげ、妊娠育児層向けアプリやWEBコンテンツ、健康管理ツールアプリなどを企画運営。

③エンタメ系企業 

外出自粛で家で過ごす時間が増え、娯楽やスポーツのツール、休校が続く子供たちのための教育ツールが大人気

NETFLIX

スマホ、タブレット、パソコンやテレビで見られる映画やテレビドラマを提供するサービス。子供向けのアニメや教育番組など内容豊富なので、コロナ禍で会員数が大幅に増加し売り上げが伸びている。

任天堂

ゲーム「あつまれ どうぶつの森」が10日間で1177万本の記録的ヒットで売り上げが3年連続で1兆円を突破。安定的に強いゲーム機「ニンテンドースイッチ」と関連ソフトに加え、「あつ森」が追い風となっている。

DMM.com

提供しているオンラインゲームは多岐に渡り、コロナ禍による巣ごもり需要があり、売り上げを伸ばしている。ゲームだけでなく、通販、レンタル、動画、英会話など事業内容は多岐に渡っている。

④デリバリー系

外出自粛要請が続き、外食もままならないためにフードデリバリー業界が勢いを増しています。アルバイトの求人も急増しています。コロナ後も飲食の在り方が変わり、デリバリー中心の飲食店が増えていくとも言われているので大きな成長が見込まれます。

UberEats

スマホアプリで注文したお勧めレストランの食事や商品をすぐにデリバリーしてくれるサービス。Uber Eats 配達パートーナーになると自転車や原付バイクで好きな時に稼働できる。

出前館 

様々なジャンルのお店から食事や商品を注文するとデリバリーしてくれるサービスで今急成長を遂げている。宅配・デリバリー加盟店舗数20,000、また利用者数とも全国一の宅配ポータルサイト。

ドミノピザ

国内デリバリーピザチェーン売上・店舗数No.1のドミノピザでは、現在3000人の配達員のアルバイトを募集しているだけでなく、加盟店増によるスタッフ部門・営業部員も増強している。

⑤EC(ネット通販)

外出自粛により家で過ごす時間が増え、ネットショッピングする人が増えたことによる売り上げ増に伴い、採用を強化しています。オンラインで事業存続できるから、コロナ禍であろうと問題なくサービス提供が続けられています。逆に、対面営業を基本とする業界が非常に厳しくなっています。

Amazon  

本や日用品だけでなく、ファッションや食品などありとあらゆる分野の商品を取り扱っている。生活必需品を手に入れるために利用する人も多く、売り上げが伸びている。

ファーストリテイリング

ユニクロ、ジーユー、セオリーなど複数ブランドを世界中で展開する。素材調達、企画、生産、販売まで一貫したプロセスにより、リーズナブルな価格で販売する。今や国民的ブランドになり、サイズ感やスタイルなど店舗で試着しなくても失敗が少ないか、オンラインショッピングを利用する人が増えている。

まとめ

新型コロナウィルス感染の拡大によって人々の生活が変わりつつあります。働き方改革が一気に進み、在宅勤務・テレワークが一般的になってきました。食事や買い物、余暇の過ごし方も様変わりした、と言っていいでしょう。この変化は人々の意識にも変化をもたらし、コロナ禍の後も在宅での働き方が定着していくことを期待する人の割合は大きいようです。ITに理解が足りない企業、ITインフラが未整備な企業はその整備の拡充が進むと考えられます。

個人情報の扱い方や書類のペーパーレス化、はんこシステムなど、課題は山積みです。

またエンタメ系・デリバリー系・EC系の企業では、この機に得た顧客を離さず、今後も利用してもらうための努力が続けられるでしょう。コロナ禍によってもたらされたものは今限りのものではなく、今後も我々にとって必要不可欠なものになると言っても過言ではありません。コロナ禍の今こそ、企業の将来にわたっての事業計画等を知り、自身の能力を生かす働く場を探ってみることが大切です。

コロナ禍での転職活動での勝ち筋とは?

TOPエージェントならではの強みを利用しよう!

現在のコロナ禍の真っただ中、どういう企業が採用を行っているかを転職エージェントは研究し尽くしています。エージェントファインダー認定のTOPエージェントなら、企業の採用窓口が一見するとしまって見えるような場合や、採用情報が更新されていないような場合でも、常に新規情報を手に入れ、非公開案件も取り扱っています。

なぜならば、

  • 企業経営者や事業責任者など長い付き合いがあるので、それぞれの企業がどういう人を必要としているのかを知ることができ、非公開案件もまわってきやすいのです。
  • 全体的にはコロナ禍で採用縮小する風潮の中で、採用担当者自体も少なくなり、また予算減しているところも少なくないのが現状です。このような時こそ、以前からの付き合いと実績があるTOPエージェントのみを信頼して採用活動をする企業が少なくありません。そのようなTOPエージェントならではの情報等を利用しない手はありません。

オンライン面接成功の秘訣を抑えよう!

コロナ禍の中、業種に関わらず採用面接はオンラインで行われることが主流になっています。オンライン面接に臨む前に必ず準備しておくべきこと、面接中に注意するべき心がまえなど、対面面接に慣れた方もぜひこちらの記事をチェックして、合格を勝ち取ってください。

 

コロナ禍の今、転職面接もオンラインが一般的。この時代に合わせたオンライン面接に成功するための対策とは?

新型コロナウィルスの感染拡大で世界が大きく変わり…転職面接もオンラインで行われることが一般的になってきました

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