エージェントファインダーを通じて人気企業への内定を勝ち取った転職者はどのような転職活動をしていたのでしょうか?今回は採用縮小が続くコロナ禍で見事、リクルートグループのリクルートカーセンサーへ内定・入社したHさんにお話を伺いました。リクルートカーセンサーへの転職を検討中の方は是非ご一読ください。
リクルートカーセンサーへの転職に至るまで
リクルートカーセンサーへの内定おめでとうございます。まず初めにご経歴を聞かせてください。
Hさん: 大学を2年生で中退し、2年間はフリーターで昼間は賃貸物件の営業、夜は飲食店のキッチンをしていました。22歳になり大学時代の友人が新卒で社会に出るタイミングで私もきちんと職に就こうと、中学の同級生3人で起業しました。iphoneのアプリを開発する会社です。 独学でデザインやプログラミングの勉強をしながらアプリのUIUX開発、会社のロゴやHPなどのデザイン、営業をしていました。2年間3人で奮闘しましたが売り上げが伸び悩み今年の4月に会社をたたみました。
そこから転職活動をされたのですね。
他の2人はフリーランスとして仕事を請け負っていますが私は営業を一から学びたいと転職をすることに決めました。 営業がうまくいかず事業の存続が厳しくなった、という経験をしているので業界問わず営業力を磨けるところで力をつけたいと考えていました。
大手転職エージェントに感じた不信感
転職活動初期の段階から転職エージェントと接触されていたのでしょうか。
Hさん: 転職エージェントは大手1社と中小1社を利用していました。 大手の転職エージェントは初回面談後に条件に合う120件の求人を送ってきました。「エントリーは100件くらいしますよ。私も新卒の時はそれくらいしました」と言われたのですがあまりに非常識だと思い、そこから接触をやめました。
それは驚きますね…もう1社の中小エージェントはいかがでしたか?
ブログやYoutubeで色々な情報を発信している転職エージェントで信頼できるかと思ったのですが出てきた担当の女性が初回面談からため口だったので嫌になりました(笑)。 あと、営業には4つのレベルがあるという話をされました。一番下が有形商材を扱う個人営業、その上が有形商材を扱う法人営業、その上が無形商材の個人営業、一番上が無形商材の法人営業だと。 私が高卒ということもあり「まずは有形商材の個人営業からスタートしてキャリアアップしていきましょう」と提案されました。ただ結果的に私が今回内定したのはリクルートカーセンサーの営業で中古車の広告を売る無形商材の法人営業です…(笑)。
リクルートに強い転職エージェントとの出会い
エージェント選びでご苦労をされていたのですね。エージェントファインダーはどのようにして知ったのでしょうか。
Hさん: 私は福岡出身で起業も福岡でしていたのですが転職にあたり違う場所で挑戦をしたいと考えていました。 2社のエージェントと合わなかったこともあり、緊急事態宣言があけたタイミングで東京に移りました。ウーバーイーツで稼ぎながら東京で転職活動を始めました。 営業を軸に会社を探していたので、営業に強いリクルートという選択肢が出てきました。友人がリクルートライフスタイルで営業をしていて、とてもいい会社だと聞いていたことも志望する動機へと繋がりました。 リクルート関連の情報検索をしていく中で、自分に合ったエージェントを紹介してくれるというエージェントファインダーを見つけて即相談の申し込みをしました。リクルートを志望していたので、リクルートへの転職に特化しているS社のKさんを紹介していただきました。
リクルートカーセンサーの志望動機
リクルートカーセンサーを志望された理由はどういったところにあったのでしょうか。
Hさん: 私は高卒で前職が自営業という特殊なキャリアですが、リクルートカーセンサーとリクルートライフスタイルであればチャレンジが可能であるとKさんから聞きました。どちらも営業力を磨くにはいい環境なので受けることにしました。リクルートカーセンサーは初回の面談で出会った営業マネージャーが素晴らしい方で、絶対にここで働きたいと強く思いました。やはり私は「人」で職場を選びたいと、自分が会社を選ぶ軸も明確になりました。 結局私はトータル53社にエントリーし、10社強の面接を受けたのですがどこの面接とも違い、面接を通して一番行きたいと思ったのがリクルートカーセンサーでした。
リクルートカーセンサーの面接
リクルートカーセンサーの選考内容・フローについて詳しく聞かせてください。
Hさん: 私が受けていたのはリクルートカーセンサーの地方拠点の営業でした。 リクルートカーセンサーの採用面接は基本的にすべて現場が決済権を持っており、人事は面接のセッティングだけするという位置づけでした。選考フローは ・面接2回 ・SPI です。面接は一次が先ほどお話した配属先の営業マネージャーで2次面接が部長でした。
一次面接はどういった場だったのでしょうか。
とにかく場の空気作りから面接内容まで、すべてがこれまで受けた面接と違いました。 最初はかなり緊張していたのですが、「堅くない?今日は何してたの?」としょっぱなから場を和ませてくださいました。面接はだいたい型があり、どこも似たような雰囲気で進んでいくと思いますがこの面接は面接というより会話でした。過去にどんなことを考えてどう行動してきたのかを会話の中で引き出されていきました。 話をする中で爆笑が生まれるような温かい雰囲気にも心が動かされました。何より感動したのが、私がお話をすると「そういうところは素晴らしいね」と、褒めてくださったことです。 こういう方と一緒に働きたいと一気にリクルートカーセンサーが第一志望になりました。
そして見事内定されたのですね。
いえ実はこのポジションは2回の面接とSPIを受けたところで落ちてしまいました。 評価はしていただけたようですが、似たようなタイプの人がいるということもあり採用が見送りになってしまったのです。
そこからどう内定に至ったのでしょうか?
私は全国どこでも勤務が可能ということもあり、この時の一次面接のマネージャーがご自身で他の地方拠点にかけあって面接をセッティングしてくださいました。
そんなことがあるのですね。
普通こういったリベンジのチャンスはないようなので、とても珍しいケースだと聞いています。結局、繋いでくださった部署と2回の面接を経て内定に至りました。ここも一次面接が配属先の営業マネージャー、二次面接が部長でした。
どんな質問をされましたか?
これまでのキャリアや転職活動の軸といった質問はもちろんありましたが人間性や価値観を問うような質問が多くされました。 ・これまでのつらい経験、それをどう乗り越えたか ・何を大切に生きてきたか ・あなたにとって営業とは ・営業にとって大切なことは何だと思うか ・怒るのはどんな時か ・ストレスが溜まるのはどんな時か ・クライアントともめた時に耐えられるか あとはすでに面接を2回受けていたので「同じような質問してごめんね」とかこれまで福岡にいたけど寒い地域は大丈夫?雪道を運転できる?といった配属地の住環境に関する質問もされました。
リクルートカーセンサー内定の決め手
リクルートグループは人間性を問う質問が多く、面接の難易度が高いことでも知られています。内定の決め手はどこにあったと思いますか?
Hさん: やはり面接だと思います。 S社Kさんの面接対策によって、どんな質問にも答えられる自分の価値観や軸が明確になっていたことが大きいと思います。Kさんに出会っていなかったらリクルートから内定はもらえなかったと思います。
Kさんの面接策とはどのような内容だったのでしょうか。
リクルートグループを中心に、面接でよく聞かれる質問がスプレッドシートに大量に書いてあり、ひたすらそれを埋めていきます。私が埋めてKさんに連絡をすると添削してくださり「ここをもっと深堀して書くように」と電話でフィードバックがきます。そのフィードバックを私が反映してKさんに連絡、またフィードバックがくるというのを繰り返していきました。 東京での転職活動ではS社を含めて大手~ベンチャーまでいろいろな規模の転職エージェントを4社利用したのですがS社ほどの対策をしてくれたところは他にありませんでした。
他のエージェントとの面接対策の違いは具体的にどういったところにあったのでしょうか。
まず大手エージェントはこちらから問い合わせれば過去問をいただけましたがそもそも対峙する転職者の数も多いようで質問をいただけるだけでした。 Kさんの対策は何度も突っ込みを入れてくださることで本質が見えてくる、自分が本当に大切なものが見えてくる対策でした。 結局、リクルート以外の会社でもこのリクルート対策が一番役に立ちました。自分の軸が明確になることでどんな質問にも自分の言葉で答えらえるようになったのが大きかった。
エージェントファインダーでは内定率トップクラスの転職エージェントのみをご紹介しています。今回ご紹介したS社はリクルートグループへの内定率がTOPクラスの会社です。サポートレベルの違いを実感されたのですね。
はい、実感しました。面接対策以外でもコンサルタントKさんとの距離感もとても居心地の良いものでした。 他のエージェントではなかなかコンサルタントとの距離が縮まらず電話も形式的な印象でしたが、Kさんには選考が終わるごとに私から電話をしました。 自分から報告・相談をしたいと思ったコンサルタントはKさんくらいです。Kさんからもリクルートの面接の結果について評価ポイントや課題を教えていただき次の面接に繋げるという動きもできました。
リクルートカーセンサーに入社してみて
Hさんは10/1に入社されたとのことですが、入社してみての感想を聞かせてください。
Hさん: まだ入社から10日ほどしか経過していないので業務内容についてどうこう言える立場にはありません。 ただとにかく職場の雰囲気が良く、いい会社という印象です。今はコロナ禍ということもあり基本在宅ワークで営業は直行直帰が原則。まだあまりチームメンバーとの接触がないのですが、初出社の日はリーダー・マネージャークラスの十数名が拍手で出迎えてくださり大変温かい雰囲気でした。 先日3Qのキックオフミーティングがオンラインであったのですが、私と同年代の司会者2人が盛り上げ笑いも交えながら前Qの振り返りや表彰をして、この3か月も頑張ろうという前向きな気持ちになれました。 そこで私も自己紹介することになりPPTを準備してねと直前に言われて焦りましたが、そんなスピード感もまた刺激的だなと思いました。 商品知識や社内システムなど覚えることがたくさんありますが、これから本格的に始まる営業活動が今から楽しみです。
貴重なお話をありがとうございました。Hさんのご活躍を心よりお祈りしています。