2024.09.03

総合商社、大手流通小売企業、大手メーカー、大手SIerなどの人気企業への転職に強く、レジュメから転職希望者の可能性を最大限引き出すことができるヘッドハンター

業界・企業に特化し、誰よりもリアルで最新の情報を持つトップヘッドハンター。エージェントファインダーで紹介する各ヘッドハンターは、採用決定率を高めるためにどのような工夫を凝らしているのか。エージェントファインダー代表取締役・粕谷暢司が、特定の業界や企業への高い内定率、リピート率を誇るヘッドハンターにその秘訣を伺いました。

今回登場いただくのは、sincereed株式会社でヘッドハンターをされている角田氏。
前職のリクルートでは転職エージェント領域におけるキャリアアドバイザーとして約7年間活躍し、約1000名中1位に選ばれるような成果を残してきた方です。

現在はsincereed株式会社で総合商社や大手流通小売企業、大手メーカーといった人気企業への転職支援をされてきている同氏に、ヘッドハンターへと至った経緯や人気企業への転職支援を実現させるサポート内容について詳しく伺いました。

角田 淳さん
sincereed株式会社
エージェント

新卒で金融機関に入社し、法人営業・経営企画(予実管理・子会社買収後のPMIなど)を経験。2017年にリクルートキャリア(現リクルート)に入社し、キャリアアドバイザーとして全業種・全職種を5年、ハイキャリアの方向けの転職支援を2年経験。EMC・ITをはじめ幅広い業界・職種の方と面談を経験し、400名以上の転職実現を支援。2023年よりsincereed株式会社に参画。特にIT・コンサル・企画・セールスの分野を得意とする。

人気企業への転職に強いヘッドハンターになるまでの経緯

粕谷:

これまでのご経歴を教えてください。

角田さん:

大学を卒業した1社目は、金融機関で法人営業や経営企画を経験し、その後、現リクルートで約7年間キャリアアドバイザーをやりました。そして、今年2024年1月に現在のsincereed株式会社にジョインしたという経歴になります。

リクルートには人材紹介のキャリアアドバイザーを志望し入社をしまして、ヘッドハンターになったのは、リクルートに入った時からになります。

なるほど、わかりました。ちなみにいろいろな職業がある中でなぜヘッドハンターになろうと思ったのでしょうか。

理由は2つあります。
1つが、1社目の金融機関で営業をしている中で、晴れている日に傘を貸し、雨の日に取り上げるような、顧客によってサービスや金利が変わってしまうことに疑問を感じていたという背景があります。人材紹介サービスは求人企業である顧客に対して、一律30%から35%ほどの料率となっています。そのなかで一定の品質やサービスが提供でき、提案するときに納得して提供できると思ったことですね。

もう1つ、人材紹介の仕事をする中でもキャリアアドバイザーを志望した背景ですが、実は大学4年生の卒業前のタイミングで、いわゆる就活支援のボランティアみたいなものをしていたんです。そこでは学生の自己分析や面談をして、例えば業界分析を一緒にやったり、ES(エントリーシート)を作ったり、面接対策をしたりといったような一連のサポート、今思えばキャリアアドバイザーに近いことをしていました。その時に、シンプルにこれは徹夜してでもやれるなという気持ちだったんですよね。自分の就活では、人に向き合うビジネスを見ていなかったのですが、こういう支援を将来的にやっていきたいなと思いました。

そうだったのですね。徹夜してでもやれるという気持ちは、凄まじい動機だなと感じたのですが、何にそこまでのやりがいを感じたのでしょうか。

やはり人の変化や、 変わる瞬間みたいなところを見るのが好きなんだなと思うことが多くありました。

例えば、サポートしていた学生が、全然言語化できないとか、一番頑張ったことを見出せないとか、 そもそも何を書けばいいかわからないような状態から、自信を持って面接に向かえる状態になった。第一志望は落ちてしまったけれど、 第二志望に向けて気持ちを切り替えて、自分なりに考えてPDCA回し、最終的に志望度が高いところに内定が出た、みたいなことを間近で見ていて、そこに自分自身も喜びを感じられたんです。学生と一緒に伴走することも好きでしたし、変わる瞬間を見られたというのが自分の中では、これはずっとやれるなと思うくらいの体験でした(笑)。

それは強く印象に残る体験でしたね。ちなみに1社目に入社した時から、転職するんだったら人材紹介をやろうと思っていたのでしょうか。

そうですね、漠然と思ってはいましたね。ですから1社目の1年目や2年目でも、転職活動をするために人材紹介の面談を受けに行ったりしていました。実際に受けたのは3年目だったのですが、そこからリクルートに入社してずっとキャリアアドバイザーをしていました。

ありがとうございます。キャリアアドバイザーとしてどのような業界、職種を担当してきたのでしょうか。

入社して約5年間は地方エリアの全年齢、全職種、全業界を担当しました。トヨタの機械設計の方と面談した後にベンチャーのコンサルの方と面談して、そのあとに学校の教員の方と面談するなど、幅広い方々の転職支援をさせていただいていました。その後、北海道に転勤となり、北海道エリアの全年齢、全職種、全業界を担当しました。

なるほど、かなり幅広い方々の転職活動の支援をされてきたのですね。実績や成果なども教えていただけますか。

はい、まずは入社1年目に高い実績を出したり、そこに至るまでのKPIを達成したことが評価され、四半期のMVPを取り、入社1年目の人の中から新人賞を頂きました。

その後、首都圏以外のマーケットで、当時1000名くらいのキャリアアドバイザーがいる中で、1位を取ったこともありました。四半期で34名の方の転職支援をした時ですね。

四半期で34名の転職支援というのは桁違いに多いですね(笑)。ちなみになぜそのような高い成果が出せたのでしょうか。

私の場合、初回面談が本当に命だと思っていまして、求職者の方の転職理由や、その方のやりたいことなど、Will、Can、Mustをしっかりとヒアリングさせていただき、Willを尊重しながらもCanを広げていけるか、面談の中で強みを引き出したり、言語化したり、そこと求人を繋いでいくということを強く意識してやっていました。

また全業界、全職種を担当していたこともあって、たとえ社名を聞いたことがないところにお勤めの方でも、事業内容やHPなどを調べると、どういう仕事をして、どういうことを思っているのだろうという仮説を立てられるようになりました。それも求職者の方と向き合うときに役に立っていたのかなと思います。

ありがとうございます。そのような経験をされてきた中で、角田さんの強みや得意領域はどういったところになりますか。

企業としては、メーカー、商社、SIer、金融、流通小売企業ですね。職種は、営業、企画、SCM(サプライチェーンマネジメント)、事業開発などになります。

そして実際に私がお会いしている求職者の方ですと、20代中盤から30代前半の方がメインです。現職に転職してまだ半年くらいですが、大手SIerや、グローバルトップクラスの日用品メーカーへの入社をご支援させていただきました。

名だたる大手企業さんへのご支援が多いのですね。ちなみにそのような企業は選考ハードルも高いと思いますが、選考対策ではどのようなことをされているのでしょうか。

そうですね、選考対策はしっかりとやっている方だと思いますが、まずは企業の書類選考が終わって1次面接前には、全体的な面接対策を行います。面接でどういうことを見られるとか、応募求人と自身の経験や強みを接続するために、その内容を言語化してもらいます。

また最終面接フェーズでは、より細かく深掘りされることが多くなるので、企業側にそれまでの面接の評価や懸念ポイント、またそのポジションで選考が進んでいる、他のライバル候補者の状況をヒアリングします。それから、その状況を打破するために、懸念ポイントの払拭やカバーできることを一緒に考えたりブラッシュアップしたりしていきます。

なるほど、選考過程が進む中で、その方のパフォーマンスが上がるような対策をされているのですね。ちなみに角田さんだからこそ実現できた転職支援実績の例を教えていただけますか。

自分だからできたみたいなことはあまり思わないのですが、ケースとしては珍しい転職支援の例があります。

離職期間が3年近くある方をスカウトメール経由で面談したのですが、その方は新卒で日系メーカーに入社されてSCMの経験が2年ある方でした。離職期間中は公認会計士の勉強をされており、パッと見では分からない目標に向かう強さなど、ポテンシャルを高くお持ちだと思いスカウトをしました。結果的に、グローバルトップクラスのメーカーの企画系ポジションで内定が出ました。

離職期間が3年間ある方が、大手企業に内定するなんてすごいですね。通常であれば離職期間が長い方は、内定が出づらく、ご支援することは避けがちだと思うのですが、どういった理由でスカウトメールを送ったのでしょうか。

そうですね、まずはこの方が新卒で入社してからのご経験や、離職期間においても目標に向かって頑張ってこられた点、また登録情報からポテンシャルを高くお持ちでいらっしゃると感じた点。また希望されている職種や業界が、弊社や私の得意としている企業様とフィットしそうだと感じ、お声がけをしました。

諦めずに頑張る方はサポートし続けたい

粕谷:
そうだったのですね。ただ実際に企業へ推薦する際にも、離職期間が長い方ですと、敬遠されがちで、書類選考すら通らないケースがよくあると思います。そのあたりはどのように企業とコミュニケーションされていったのでしょうか。
角田さん:

はい、いくつかあったのですが、まずは入社難易度やビジネスパーソンとして高いレベルが求められる企業様で、短期間ながらご自身が矢面に立ってビジネスを推進されてきた経験があったこと。また離職期間中に、ただ漠然と過ごしていたわけではなく、資格の勉強をして、実際に資格取得目前まで進んでおり、自身で立てた高い目標に向かって走り切れる方だということ。そして、会計やファイナンスの知見を身に付けた上でもやはり前職で培ったSCMの経験を活かしたいという思いを持っていること。これらを企業側へ伝えることによって、結果的に複数社で面接に進まれました。

なるほど、ただこれは角田さんが、企業が求めている人を正確に把握されているからこそ実現できた転職支援ですね。最後にヘッドハンターとして大切にしている信念を教えてください。

私は諦めずに頑張る方はサポートし続けたい、ということは常に思っています。

これまでにも、学歴や社名的にも全然自信がない方などとお会いしてきましたが、そのような方もやはり強みがあったり、何か諦めずにやってきたことなどがあり、それを引き出すことによって希望の転職が実現できたということがありました。ですから転職活動も諦めずに頑張る方は全力で支援していきたいと思っています。

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