2023.11.16

元BCGというキャリアを活かした能力開発で、コンサル転職・ポストコンサル転職を徹底サポート!

業界・企業に特化し、誰よりもリアルで最新の情報を持つトップヘッドハンター。エージェントファインダーで紹介する各ヘッドハンターは、採用決定率を高めるためにどのような工夫を凝らしているのか。エージェントファインダー代表取締役・粕谷暢司が、特定の業界や企業への高い内定率、リピート率を誇るヘッドハンターにその秘訣を伺いました。

今回登場いただくのは、ボストン・コンサルティング・グループで7年に渡りコンサルタントとしてご活躍された、株式会社データインサイトの佐藤氏。人材業界では珍しい「元コンサルタント」という経歴を武器に、転職エージェントへの転身からわずか数ヶ月で素晴らしい実績を生み出しています。

そんな同氏に、人材業界へと至った経緯やコンサル転職を実現させるサポート内容について詳しく伺いました。

佐藤 龍広さん
株式会社データインサイト
エージェント

早稲田大学大学院修了。2010年日本コカ・コーラ株式会社に入社し、新規ブランドの立ち上げや製品企画・マーケティングプラン立案に従事。2016年ボストン・コンサルティング・グループへ。プロジェクトリーダーとして通信・メディア等の領域において、新規事業の戦略立案・実行支援などに従事。2023年データインサイトに参画。外資・日系問わずコンサルティングファームへの転職を得意とする。

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)のコンサルタントから、人材業界へ

粕谷:

これまでのご経歴を教えてください。

佐藤さん:

新卒で日本コカ・コーラに入社し、マーケティングに従事した後、ボストン・コンサルティング・グループ(以後BCG)に転職しました。BCGには7年在籍し、プロジェクトリーダーとして通信メディア領域における新規事業の戦略立案や実行支援に携わりました。

コンサル経験を積みながらBCGの中途採用の面接官を担当し、世の中には素晴らしい能力を持った方がたくさんいらっしゃると身をもって感じました。またジュニアメンバーを育成する機会にも恵まれ、メンバーの成長ぶりやその後の活躍を目の当たりにしました。ポテンシャル人材の発掘や育成支援に携わりたいという想いが強くなり、人材業界への転身を決めました。

BCGでコンサルタントとして7年というご経歴は、人材業界ではかなり珍しいと思います。データインサイト社には、どのような経緯でジョインされたのでしょうか。

創業者の中西はBCGの同期です。中西はBCGを退職後にデータインサイトを創業し、生成AI領域の研究開発を進めていました。人間の思考力について分析・研究を進める中、インターン生の思考力を伸ばす取り組みが奏功し、多くの学生インターンがBCGやマッキンゼーといった外資戦略ファームから内定を獲得。入社後も強い思考力を武器に活躍されています。

こうした取り組みを中途転職者の方にも広げたいという想いから、人材事業の立ち上げのため参画しました。

佐藤さんの手がける人材紹介領域の強みや特徴についても教えてください。

人材紹介を始めてまだ半年ですが、外資系・日系問わず、コンサルティングファームへの転職支援で実績が出ています。

具体的な企業としては、BCGやローランド・ベルガーなどの外資戦略ファーム、PwCなどBig4と呼ばれる総合系ファーム、日系ではコーポレイトディレクション(CDI)やドリームインキュベータ(DI)、野村総合研究所(NRI)などです。

一部のコンサルティングファームでは今年に入り採用をストップしているところも増えていますが、積極採用をしている企業では多数の実績があります。

前職の繋がりから、コンサルへの転職を強みとしていますが、候補者の中にはいろいろな志向をお持ちの方がいらっしゃいます。ご希望のキャリアに伴走できるよう、求人企業の開拓も進めているところです。

求人企業の開拓はどのように進めているのでしょう。

これまでに培ってきたネットワークを通じて、人事の方を紹介してもらったり、コンサル時代のネットワークをフル活用しています。コンサルの中でも幅広ラインナップをご提供したいので、国内のコンサルやITコンサル、ブティック系のファームも開拓を進めています。

また現在は未経験からのコンサル転職や、コンサルtoコンサルの転職支援をしていますが、今後はコンサルからファンド、日系大手企業やスタートアップへの転職など、ポストコンサルのキャリア支援もしていきたいと考えています。一人ひとりのキャリアに長く寄り添える体制の構築を目指しています。

「転職戦略」を描き、コンサル転職を徹底支援。コンサルタントに必要な素養を項目化し、能力向上に伴走

粕谷:

コンサルに特化しているということは、候補者の方はいわゆる高年収のハイレイヤー層が多いのでしょうか。
佐藤さん:

もちろんそういう方も多いですが、一方で私自身はポテンシャル人材の発掘と育成に力を入れています。

実際に、当初は「コンサル転職は難しいのではないか」と思った方が、みるみる成長し、内定に至った事例も生まれています。

どのような転職サポートをしているのでしょう。

コンサルに転職するには、一定の素養が必要です。そこで当社では、コンサルタントに求められる素養を【スキルセット】と【マインドセット】という観点で項目化し、足りない素養を伸ばすためのノウハウを体系化しています。

候補者の方には初回面談で、コンサルがどういう仕事なのかを具体的にイメージできるよう、私の体験談を交えてリアルな情報をお伝えしています。情報を聞いた上でコンサル転職を本気で目指したいという方には、当社がオリジナルで作成している模擬ケースを受けていただきます。

模擬ケースでは、その方の現在地を把握します。コンサル転職というゴールと現在地の間にはどれくらいのギャップがあるのか。足りないものは何か。ギャップを埋めるためにはどのような戦略でゴールを目指せばいいのか。一人ひとり課題は異なりますので、その方にあったトレーニング方法をお伝えし、課題を克服するお手伝いをしています。

もちろん、コンサル転職は最終ゴールではありません。そもそもその方がどんな山を目指しているのか。そのために今回の転職で目指すべき山頂はどこなのか。転職戦略を描き、その方のキャリアに長く伴走するご支援ができればと考えています。

コンサル的思考に基づいたキャリアアドバイスですね。

そうですね。わかりやすいよう、よく山登りに例えてお伝えしています。山頂を目指すための正しい方角や、必要な装備をお伝えするのが我々の仕事。山を登るのはあくまで候補者の方です。

筋トレも英語学習も、週1回ジムや教室に通って効果が出るかというと、必ずしもそうではありません。残りの週6日をどう過ごすかが大切ですよね。

当社でも週に1回程、候補者さんとのセッションを設けていますが、ご自身の能力や素養を本当に伸ばすには、残りの時間で何をしたらいいのか。心構えや方法論をお伝えしています。

それだけのパワーをかけるからこそ、候補者の方も真剣になりますね。

そうですね。コンサルファームへの適性もあるので、ご経歴上どうしても難しいと判断した場合や、やり取りの中で「連絡がなかなか来ない」「約束を守っていただけない」など不安を感じた場合は、ご支援をお断りするケースもあります。

お互いに本気の熱量でやっていこうと共感できた方であれば、対策の精度も自ずと高まります。

ブラックボックス化されていたコンサル転職に必要な素養を見える化し、足りない能力を伸ばすサポートをする。新しい転職支援の形だと感じました。

当社には元コンサルタントのメンバーが複数いるので、コンサルタントとして血肉となっている素養を見える化し、どうしたら能力を伸ばせるのか日々議論しながらトレーニングメニューの磨き込みをしています。

コンサル転職は期間も4~5ヶ月と長いケースが多いので、その間、毎週のように候補者の方と接点を持ってサポートしています。

非常に手厚いですね。佐藤さんのサポートによって内定へと至った事例があれば教えてください。

先ほどもお話しした、最初の模擬ケースでコンサル転職は厳しいと思った方が、見事内定へと至った事例があります。

この方の場合、正しい思考法を知らなかった。要は山の登り方を知らずに走っていたんですよね。一度登り方を知ると、人が変わったように成長され、内定に至りました。

こうしたケースも見ているので、コンサル転職に向けて頑張りたいという強い想いのある方であれば、精一杯サポートさせていただきたいと思っています。

コンサルタントとしての素養磨きとテーマ設定が内定の鍵

粕谷:

選考フェーズに進んだ際には、ファームごとに面接対策もしているのでしょうか。
佐藤さん:

面接で何を問われるのかをインプットし、準備をしていただいています。ただ、根本的に見られるのはコンサルタントとしての素養です。素養をしっかり鍛えることが大切だと考えています。

付け焼き刃の対策では入社後に苦労します。本質的な思考力をつけた上で転職していただきたいので、そのためのノウハウをご提供しています。

土台となる素養が固まってくると、次に大切なのがコンサルタントとして追求したいテーマの設定です。候補者の方がやりたいテーマを言語化し、伝えられるようお手伝いをしています。

最初からコンサルタントとして何がしたいかを語れる方は少ないので、興味関心をヒアリングしながら進めていきます。当社には私以外にもコンサルタント出身者が複数いるので、実情を踏まえたお話ができるのは他社にはない強みです。

内定が出たあと、給与交渉はしていますか。

給与交渉はエージェントの役割の一つと認識しており、出来る限りの給与向上を目指しますが、慎重に実施しています。

大幅な給与向上には入社時のタイトルを上げる必要があるのですが、タイトルと共に期待度も上がってしまうため、ただでさえ大変な立ち上がりがより難しくなってしまうからです。

なるほど。高い給与からのスタートが必ずしも転職者にとっての幸せとは限らない、ということですね。最後に、コンサル転職希望者へのメッセージをお願いします。

コンサル転職というと、敷居が高いイメージをお持ちの方が多いと思います。かつての私もそうでした。きっと内定をいただくことはできないだろうし、仮に入社できたとしても頭のいい人たちに囲まれてハードワークをこなしていけるのか……。不安ばかりでした。

ただ実際に入ってみると、意外と何とかなります(笑)。そして何より、コンサルというキャリアを通じて得られた経験や人脈は私の人生にとってかけがえのないものとなりました。

ですから現時点で自信のない方、大歓迎です。本気で取り組みたい方には、本気で向き合いますので是非ご相談ください。

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