2020.03.19

情報量の差によって生まれる、人気企業への転職成功の差

前回の記事では人気企業への転職には転職エージェント選びが大切であることをお伝えしました。どのエージェントから応募するかによって選考通過率も選考プロセスそのものも変わることがよくあるからです。ではなぜこのような差が生まれるのでしょうか?こちらの記事では人気企業の人事担当者と転職エージェントの関係性に焦点を当てることで、その要因を紐解いていきます。

人気企業の人事が求める転職エージェント

人気企業の人事ともなると年間採用人数は多く、採用するポジション・職種も多岐にわたります。応募数も相当にありますからすべての職務経歴書に目を通し、面接を行うことは不可能です。そこで人事に代わって転職者をスクリーニングしてくれるのが転職エージェントです。エージェントがいることで選考にまつわる業務量を大幅に圧縮することができるのです。

人事が転職エージェントとお付き合いしていく上で大切にする観点は「自分の代わりに転職者を見極めてくれるか」ということ。採用企業が何を求め、人事や現場がどのような人材を求めているのかを理解し、この転職者であれば求める人物像に違いないという人材を見つけ出してくれるエージェントこそ、人事にとって最良のパートナーとなります。

逆に企業側の求める人物像を理解せず、的外れな人材を紹介すると「このエージェントはうちのことをわかっていない」と、人事はコミュニケーションコストを大幅に減らして取引そのものを縮小させる動きに出ます。これは膨大かつ複雑な業務を抱える人気企業の人事の立場で考えれば当然のことです。

エージェントによって生まれる情報格差

自社へ深い理解があるエージェントと良好な関係性を築くことで、人事の業務効率は大幅にアップします。そこで人気企業の人事の多くは、あまたあるエージェントを大きく3つに色分けし、付き合い方を変えます。

1.一斉情報配信のみを行う
2.定期的に打ち合わせを実施し、情報交換をする
3.定例で打ち合わせを実施し、限定求人や特別ルートの選考情報などクローズドな情報を提供される

自社への理解度や過去に推薦された候補者の質を鑑みて、情報交換の質と量を大きく変えます。1はあまたある取引先の1つ、2はそこから抜け出た自社に理解のあるエージェント、3は人事の採用パートナーとして相談を受ける存在です。(※3に属するエージェントをここではTOPエージェントと呼びます)

TOPエージェントとは密にコミュニケーションをとり、より深い情報交換をすることで「人事の視点」だけでなく、事業に必要な人材を見極める「現場の視点」を徹底的に刷り込みます。これによってより精度高く欲しい人材に絞った推薦を受け、効率的に採用を進めることができるのです。

つまりエージェントによる情報格差は歴然と存在しているのです。例えば営業職を募集する場合、1に属するエージェントには求人票のみが送られてきますが、3に属するTOPエージェントは募集背景や求人票には書ききれない求める人物像、採用OKラインとNGライン、また選考フローにおいても特別ルートを提供できるなどのたくさんの武器(情報)を持っています。転職者がどのエージェントから応募すれば選考通過率が高まるかは受ける前から明らかなのです。

情報格差による転職サポートの差

TOPエージェントとone of themのエージェントでは持っている情報量に圧倒的な差があります。この情報量の差によって何が起こるでしょうか。

●TOPエージェントは非公開求人を持っている
企業と密にコミュニケーションをとるTOPエージェントの場合、他のエージェントに求人票が送られる前から「そろそろこのポジションを採用したい」というニーズをいち早く耳にしているケースが多くあります。企業の採用HPや、転職エージェントが作成する求人票、また求人広告になる前の情報を持つことで他のエージェントに先駆けて候補者を探し始めることができます。中にはまだ表にはでていない求人、例えばこのポジションの人の異動が決まりそうなので代わりを探したい、人事にもオープンになっていないが社長がこんなポジションの人を欲しがっている、実は新しい部署を立ち上げることになり複数人採用したい、など採用企業の人事や社内ですらオープンになっていない求人の相談をされ、内密に探して欲しいと依頼が来ることもあるのです。つまりTOPエージェントだと、他のエージェントが持っていない非公開求人を持っているケースが多々あります。TOPエージェントから人気企業を受けることでたくさんの募集ポジションの中から自身に最適なものを選ぶことができ、選択肢が広がるのはもちろん内定確率も高まります。

●面接官の視点に立ったアドバイスができる
TOPエージェントは求人票の背後にある情報を持っています。なぜ募集になったのか欠員なのか増員なのか、過去にそのポジションにいた人はどのような人物なのか、本当に欲しいのはどのような経験を持った人なのか、過去に内定が出た人・出なかった人の差はどこにあるのか。人事と直接会話しているからこそ採用企業の本音を知っていますし、たくさんの実績を出しているからこそ人事の目となって転職者と対峙し、選考を通過するためのアドバイスをすることができます。会社が気にするポイントはここなので書類にこの点を書いておきましょう、面接ではこんなことを聞かれるので回答を準備しておきましょう、採用のネックになりそうなのがこの点なのでここに注意してください、など面接官の視点に立ったアドバイスができるのです。

●採用の後押しができる
これも意外と知られていないことですが、実は採用企業も面接に来た転職者を採用するか否かで迷うケースがあります。限られた面接時間では適任かどうかの判断がつかないのです。そんな時、TOPエージェントは「この人を採用するべき理由」を話し採用の背中を押すことができます。「この方は御社にこんな風に貢献できるはず、だからこそ採用すべきだ」と後押しするのです。今まで数々の転職者を推薦し、その企業で活躍している人材を輩出してきたTOPエージェントだからできることです。企業も採用に迷った際はTOPエージェントのアドバイスに耳を傾けます。TOPエージェントは企業側の迷いポイントや懸念点を聞くことでその場で説得することもできますし、企業が気にしているポイントを転職者に共有することで共に次の選考に向けた対策を練ることもできます。

このようにエントリー段階はもとより最終選考においてもTOPエージェントだからこそ発揮できる効力があります。TOPエージェントを利用することで人気企業への転職成功率は確実にアップします。

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