業界・企業に特化し、誰よりもリアルで最新の情報を持つトップヘッドハンター。エージェントファインダーで紹介する各ヘッドハンターは、採用決定率を高めるためにどのような工夫を凝らしているのか。エージェントファインダー代表取締役・粕谷暢司が、特定の業界や企業への高い内定率、リピート率を誇るヘッドハンターにその秘訣を伺いました。
吉村 衣里子さん
sincereed株式会社
エージェント
大学卒業後、新卒で入社したアパレル業界にて人事・採用を経験。その後2017年より株式会社キャリアデザインセンターにて約8年間、IT/WEB・コンサルティング領域におけるキャリアアドバイザー、及び両面コンサルタントとしてミドルハイクラス領域の転職者支援、企業支援に従事。2025年よりsincereed株式会社に参画し、引き続きIT/WEB・コンサルティング領域を中心として転職者様のご支援に従事。
粕谷:
吉村さん:
大学卒業後アパレル企業での販売職を経て、人事・採用担当を経験しました。店舗でもスタッフからキャリア相談を受けることも多く、人事になって改めて「人のキャリア、仕事の選択に携われる仕事って面白い」と実感。もっと幅広い選択肢の中から、一人ひとりのキャリアに寄り添える仕事がしたいと、人材紹介会社に転職しました。約8年間、候補者と求人企業それぞれに向き合う両面コンサルタントとして実績を重ね、複数回、クオーター・月間MVPなども受賞。IT、コンサルティング領域をメインに担当してきました。
sincereedには、それぞれ業界や企業、領域などの強みを持った人材紹介会社出身者が多く、経験豊富な仲間に囲まれて仕事ができる点が魅力でした。また、営業として“数字を追いかける”ことだけを重視せず、求職者様一人ひとりにとってベストな選択に向き合おう、というカルチャーや価値観に惹かれて入社を決めました。
IT領域に関しては、アプリ・インフラ、データやIT企画など領域問わず支援実績があります。sincereedが強みとしているのが、金融機関や通信会社など大手事業会社内のDXチーム、システム部門への紹介ということもあり、ITスキルを生かして事業会社でDXを推進していくポジションや、データサイエンティストの支援実績も多いです。
SIerなどで活躍されているITエンジニアの中には、「クライアント向けの仕事では最後まで見届けられない」「ベストな提案はできるけれど、最終的な意思決定は自分にはできない」と、もどかしさを感じている方もいます。事業会社に転職することで、プロジェクトを“動かす側”になりたいと考える方に対しては、さまざまなキャリアの選択肢を提供できているのではないかと思っています。
コンサルティング領域では、ITコンサルティングファームでの活躍も支援させていただいています。
求職者様の年次は、第二新卒~管理職などのハイキャリアの方まで幅広いですね。私はとくに30代の即戦力層の方とお会いすることが多いのですが、ITや事業領域のご経験をお持ちの方を幅広くご支援させていただいております。
スカウトにて初回接点をいただくことが多いです。求職者様のレジュメを拝見して、弊社にて希望される転職のご支援ができそうと感じた方に幅広くお声がけしています。
初めて転職される方も多いので、面談では現在の転職市場はどう動いているのかといった基本的な情報共有から始めることもあります。その上で、求職者様の現在の状況や転職を考えたきっかけ、転職先に希望していることや、これまでの経歴・現在のキャリアを選ばれてきた軸など、できる限り深くお伺いすることを意識しています。
現職での状況・転職理由をじっくり聞いていくと、「こんな点が強みなのでは」「現職で培った〇〇のスキルを生かした、こんな会社に行くのもいいのでは」といった、求職者様が想定されていなかった選択肢を提案できることもあります。専門性の高いITスキルを持った方でも、それが自身の強みだと気づいていないケースは少なくありません。「そのスキルは転職市場において非常に求められていますよ」とお伝えすると、「現職では周りもみんなそうなので、当たり前だと思っていた」と驚かれることもあります。第三者のエージェントが介在する価値は、こういったところにあると考えています。
また、希望が定まっていない求職者様でも、話をする中で自分の考えが整理されたとのお声をいただくこともありまずは壁打ちという形でご面談のお時間をいただくケースもあります。
求職者様の希望にもよりますが、基本的に面接対策の時間を設けています。企業様にお伝えする転職理由や志望動機を考える中で、面談の中で伺いきれなかったキャリア選択軸が見えてくることもあり、改めて転職活動の軸を整理するためにも、お時間をいただくようにしております。
面接での評価や他社状況なども加味して、どのように交渉を進めるのがベストか求職者様にも情報提供をさせていただき、ご意向を伺った上で交渉を進めております。内定が出たあとに、本当に転職すべきか迷う方は多くいらっしゃいます。懸念点を整理した上で、企業様にもしっかりと情報を連携し、不安払しょくにつながるような補足情報を共有いただいたり、ときには年収交渉をすることもあります。また、現場社員を交えたカジュアルミーティングや会食などの場を作っていただくこともあり、双方のコミュニケーションを深める機会を設けることで、双方が求めるもののミスマッチが起こらないよう、意識しております。
リアルでタイムリーな企業情報を提供すべく、これまで転職支援して入社された方の声を聞いて、ポジティブな情報もネガティブな情報もお伝えするようにしています。IT、コンサルティング領域に特化して8年以上ということもあり、紹介企業の人事担当者や現場の方とのネットワークが豊富にあります。情報が集まりやすいのが私の強みの一つだと考えています。
また、内定が出たあとに迷っている求職者様とは、じっくり面談の時間を設け、現職に留まった際と、転職をした際のメリット・デメリットを一緒に整理していき、無理に転職を進めるようなアドバイスはしないよう心がけています。
私自身も、社内でほかのコンサルタントに相談することもありますが、誰に意見を聞いても、「その求職者様にとって、本当にベストな決断は何か」という視点はぶれません。そうした同僚に恵まれているからこそ、一人ひとりに寄り添う姿勢を大事に持ち続けられているのだと思っています。
SIにて長年クライアント向けのプロジェクトマネジメントなどをご担当されていらっしゃった求職者様を、大手製造系事業会社のDX推進部門にて支援させていただいた事例が印象に残っています。面談時には希望が定まっているわけではありませんでしたが、話をしていく中で、「事業の意思決定により裁量を持てる立ち位置で仕事をしていきたい」との気持ちが強くなり、転職活動に踏み切られました。
その結果、いくつかの企業様の選考を進め、ご自身の信念や経験を活かすことのできると感じられた企業様にて転職を決められました。入社後には、「もともと転職をするかどうかも迷っていたが、吉村さんと対話をする中で今後自分が大切にしていきたいことが明確になった」とのお言葉をいただき、とてもうれしかったです。
入社後もそれぞれの候補者様と必要に応じて連絡を取っています。2~3年ごとにキャリア相談をしてくださる方もいて、継続的に頼っていただけているのはコンサルタント冥利に尽きます。
転職は人生の中でも大きな転機かと思います。新しい環境にチャレンジされる場合も、現職に留まられる場合も、納得感を持って今後のキャリアについてのご決断をいただけるよう、全力でご支援をさせていただきたいと考えております。
転職するかまでは決めておらずとも、壁打ちとしてご面談のお時間をいただくこともあります。お気軽にご相談いただけたらうれしいです。