業界・企業に特化し、誰よりもリアルで最新の情報を持つトップエージェント。 エージェントファインダーで紹介する各転職エージェントは、採用決定率を高めるためにどのような工夫を凝らしているのか。 エージェントファインダー代表取締役・粕谷暢司が、特定の業界や企業への高い内定率、リピート率を誇る転職エージェントにその秘訣を伺いました。
インテルやマカフィー社などの外資系IT企業で約20年間セールスマネージャとして勤務、年間最優秀賞などさまざまな賞を獲得したのち、2014年に株式会社ARKを設立。現在は代表取締役兼シニアコンサルタントとして主にIT企業やコンサルティングファームへ人材を紹介している。
選考通過率が非常に高いため企業からの信頼も厚く、自身の転職経験に基づくアドバイスや過去の面接の質疑内容を使用した面談対策、給与、入社日などの各種交渉も候補者から高い評価を得ている。
粕谷:
荒木さん:
個人実績はAWS内でも国内トップレベルで、コンスタントに、年間10名の入社を決めています。
先方の人事の方から、一次選考における通過率が、他のエージェントと比較して2~3倍高いと言っていただいたこともあります。
30代から50代までと年齢層は幅広く、ベンダーで企業向けのアプリケーションソフトウェアを扱う人が対象です。
クラウドシェアは世界トップであり、エンタープライズ領域ではAWSがGoogleを圧倒しています。
Amazon.comという世界最大のEコマースを運用しているAWSは、新しい機能が出るたびにプラットフォーム上で実証実験ができる。
自社でサーバを100万台以上保有しているのはGoogle、Microsoft、Amazonだけであり、実装へのスピード感は世界トップレベルだといえるでしょう。
粕谷:
基本条件としては、エンタープライズ領域のアプリケーションソフトウェアを扱っている方で、事業会社ではなくベンダー出身者を求めています。
10年以上の経験が必要なので、年齢層は比較的高いですね。
AWSの採用において特徴的なのは、学習意欲にフォーカスする点です。
もともとAWSはインフラ系ソリューションからスタートした会社ですが、インフラ系の経験がなくても入れることもあれば、AWSのシステムのベースにあるLinux(リナックス)をやったことがなくても採用されることがあります。
これまでの経験にしばられず、新たな領域にチャレンジしていきたいというモチベーションが大切です。
AWSとしては、インフラ、アプリケーション、ネットワーク、セキュリティ、SaaSまで幅広く知識を持っている方を欲していますが、それだけ知識をもった人材はほとんどいません。
そこで、現時点で一領域に特化していたとしても、「今までやってこなかったことをやっていきたいかどうか」を重視しています。
50代以上の方でも、実績や成功体験に胡坐をかかず、学ぶことを楽しめる人を求めています。
粕谷:
AWSは面接が非常に構造化されており、面接の各フェーズで聞くべき内容、チェック事項、評価軸がすべて決められています。
質問内容もSTAR(Situation,Task,Actions,Results)のフレームワークに基づいたものなど、きちんと用意していなければ答えられないものも多い。
そこで、面接対策として事前にインプットすべき膨大な情報を過去問としてまとめており、その数は、他の企業と比較しても非常に多いです。
これまでの実績から実践的な準備・対策を進められるのは、内定角度を上げる大きな要因になっていると思います。
AWSからは「この候補者を、どこから連れて来たんですか?」と驚かれることがよくあります。
当社はサーチ型のエージェントとして、AWSが求める人材にピンポイントにアプローチして実績を重ねてきました。
一人のコンサルタントがクライアントも候補者も360度で対応しているため、どんな方が必要とされているのか知り尽くしている。
転職相談でも、どのスキルや経験、マインド面をどうアピールすべきかを一つひとつアドバイスすることができます。
代表である私も、日程調整や選考対策、給与交渉まで一気通貫で責任を持って見ています。
これまで転職サポートした多くの方がAWSで活躍しているので、社内のリアルな情報もお伝えでき、働くイメージを抱きやすいのではないかと思っています。
「サーチ型」の転職エージェントだからこそ、日々接するのは転職意志の固まっていない方々が大半です。
現時点で転職するかはわからないけれどAWSについて詳しく知りたい方、外資ITへのキャリアに興味のある方は是非ご相談いただければと思います。