【エージェントファインダー】を活用して人気企業への内定を勝ち取った転職者は、どのような転職活動をしていたのでしょうか。
今回はSIerからリクルートのエンジニア職に内定したAさんにお話を伺いました。九州エリアで働くAさんは、リモートワークで働ける会社があれば転職も考えたいと情報収集をする中、エージェントファインダーの存在を知りました。そこで紹介を受けたのはリクルートのエンジニア職にトップクラスの内定率を誇るヘッドハンター、株式会社コープラスの新井氏でした。
当初はリモートワークの対象エリア外だったAさんの居住地を「リモートワークOK」に変えた新井氏の圧倒的な交渉力や面接対策、Aさんの転職活動ストーリーやリクルートの選考内容について話を伺いました。
目次
―リクルートへの内定おめでとうございます。今回の転職を検討された経緯から、話を聞かせてください。
これまでに2社経験しており、リクルートが3社目になります。新卒でSIerに入社し、ネットワークエンジニアとして勤務しました。社内で携わった分野を専門分野として究めたいと、転職を意識するようになりました。そんな中、プライベートで結婚し子供を授かったことがきっかけで、実家のある九州エリアへのUターンを決めました。
私が居住するエリアで、希望する専門分野の求人は数える程しかありませんでした。その中から求人のあった大手SIerに転職を決めました。仕事は充実しており、特に不満を感じたことはありません。ただ、外からお客様の支援をしていたので、自分には見えていないところがあるのではないか、事業の当事者として仕事がしてみたいという気持ちを次第に抱くようになりました。
また入社当時、世の中にリモートワークの案件はほとんどありませんでした。しかしその後のコロナ禍により、労働環境は大きく変わりました。今のタイミングなら、リモートで関われる案件があるのではないか、もしあったら転職を考えてみてもいいかもしれないと思い始めました。そんなタイミングでたまたま目にしたのがエージェントファインダーでした。
–エージェントファインダーを知った時、どのようなイメージを持ちましたか?
【エージェントのエージェント】か、面白いサービスだな、というのが最初の印象です。絶対に転職をしたいというよりは、もしリモートワークで私の専門分野に携われる案件があれば検討したい、というスタンスだったので軽い気持ちで登録しました。
数社のエージェントを紹介いただき、電話面談やオンラインで初回の面談をしたのですが、前回の転職活動で出会った大手エージェントのキャリアアドバイザー(以後CA)とは明らかに毛色の違う、エッヂの立ったヘッドハンターばかりでした。
–大手転職エージェントのCAとはどのような点で違いを感じましたか?
前回の転職活動で利用した大手エージェントは、とにかくたくさんの求人を持っていたのですが、1つ1つの求人に対してあまり情報を持っていない印象を受けました。大量の求人票を送ってきて「この中から選んでください」というスタンスでした。そのため求人票の紹介だけしてもらい、その後、CAとはほぼやりとりをすることなく選考が進み、内定、入社へと至りました。
キャリアの選択肢をまだまだ広げたい若手にとって、「多くの求人票の中から選べる」というのは一つの価値だと思います。ただ、今回の私のように専門分野や働く場所が決まっていて、そもそも求人の絶対数が少ない領域となると話は変わってきます。
その点、エージェントファインダーから紹介いただいたヘッドハンターは皆、こちらの希望をしっかり聞いた上で、なおかつ自身の得意企業の求人をベースに「あなたならここに受かる可能性が高い」とコミュニケーションをとってくれます。今回、私が置かれた状況には非常にマッチしていました。
–ご紹介した複数のヘッドハンターの中から、株式会社コープラスの新井さんと転職活動を進めることになった経緯を聞かせてください。
複数のヘッドハンターとお話をする中で、リクルートをはじめとする事業会社の求人を持っていたのが、ヘッドハンター新井さんでした。求人の魅力はもちろん、新井さんとは新卒で入社した会社が同じ、という意外な共通点もありました。その人柄に魅力を感じ、新井さんにサポートをお願いすることにしました。
–ヘッドハンター新井さんの転職サポートについて、感想を聞かせてください。
情報量、求人企業とのネットワーク、交渉力が圧倒的でした。
まず情報量という面では、面接前にインプットしておくべき情報を網羅的に教えていただきました。現職で仕事をしながらの転職活動となると、そこまで企業研究に時間を割けません。その点、新井さんは「リクルートの面接を受ける前に抑えておくべき情報」をしっかりインプットしてくださいました。事前に読んでおくべきネットの記事も共有いただき、効率的な情報収集ができました。
また求人企業とのネットワークも豊富で、何かあればすぐに交渉をしてくださいます。今回応募をしたリクルートの案件は、リモートワークが許されている求人ではありましたが、許される範囲が大阪在住まで、という条件でした。
「僕はダメですね」と言うと新井さんが「人事に聞いてみます」とすぐに連絡をし「交渉可能なので受けましょう」ということで受けることにしました。そして新井さんの言う通り、九州からのリモートワークOKということで入社へと至りました。
–新井さんだからこその、圧倒的な交渉力ですね。
これだけではありません。実はリクルートともう1社、志望度の高い企業で選考が進んでいたのですが、リクルートからかなり早いタイミングで内定をいただきました。「3日以内に、承諾か辞退かの返事をして欲しい」とリクルート側から言われたのですが、私的にはもう1社の結果が出揃ってから改めて考えたい、という気持ちが強くありました。新井さんに相談すると「それがいいと思います。延ばしてもらいましょう」と。もう1社の選考が終わるまで、返事を待ってもらえることになりました。
こんなにも私の希望に沿った形で転職活動を進めてもらえるものなのだと、前回の転職とのあまりの違いに驚きました。同時期に転職活動をしていた友人がいたのですが、大手エージェントを使っており、内定承諾の期間を延長してもらえなかったと言っていました。新井さんのようなプロフェッショナルなヘッドハンターと出会えたことに、本当に感謝しています。
–リクルートの選考内容について教えてください。
選考は計4回のオンライン面接とSPIです。一次面接が終わった後にSPIを受験しました。
–事前にヘッドハンター新井さんによる、リクルートの面接対策はありましたか?
しっかり事前対策をしていただきました。面接でよく聞かれる項目が50項目ほどリスト化されており、回答を埋めるように言われました。一通り回答をしてお渡しすると、それをベースに新井さんが「ここはもう少し深掘りされる可能性があるので、しっかり答えられるように」とか「この表現はネガティブ過ぎるので表現を変えたほうがいい」とか色々とツッコミをしてくださいます。そのやりとりを何度もして準備をしました。
–実際の面接内容について、一次面接から聞かせてください。
一次面接は現場の社員2名と人事による面接でした。現職の仕事内容や苦労したこと、どのような課題をどう解決したか、など過去の経歴をベースになぜ?をひたすら問われました。
–面接の手応えはありましたか?
3年ぶりの面接だったので、正直手応えがあったかはよくわかりませんでした。ただ、面接の雰囲気は非常に明るく和やかで、面接官と自分のカラーは合っているように感じました。
18:00ごろに面接を受けたのですが、20:30ごろ新井さんから面接通過の連絡がきて、あまりの早さに驚きました。その際、面接で評価されたポイントなどフィードバックがありました。
–二次面接はどういった内容でしたか?
面接官は所属予定の部門の担当役員と人事担当の2名です。内容としては一次面接よりは抽象度の高い内容が多かったと記憶しています。技術的なスキル面での確認が半分、マインドや人間性の確認が半分といった具合です。一次面接と比較すると場としては堅い印象がありましたが、役員の方がとても優しく、しっかり受け答えはできたと思います。この日の夜か次の日の午前には面接通過の連絡をいただきました。
–三次面接はどういった内容でしたか?
三次は面接というより面談と言った方がいいかもしれません。一次面接・二次面接で同席された人事による会社紹介のような場でした。事前に新井さんからもそういう場であると説明を受けていたので、落ち着いて臨むことができました。
他に受けている会社の話にもなり「会社選びに迷うことがあれば、フラットに相談に乗ります」という感じで「次は最終面接です」とその場で伝えられて終了しました。
–最終面接はどういった内容でしたか?
最終面接の面接官は人事役員でした。スキルチェックはほぼなく、ひたすら「なぜ?」と価値観を深掘りされる場でした。面接の空気感は終始和やかなものでした。
この面接の次の日に内定の連絡をいただきました。
–リクルートのエンジニア職は選考が極めて厳しいことで知られています。なぜ内定へと至ったのか、決め手はどこにあったと思いますか?
そうですね、今回の転職はSIerというシステムを売る側から、買う側の事業会社に舵取りを変えた転職です。とは言え、明後日の方向を向いたつもりはなく、これまで積み上げてきたものをベースに、次のキャリアを選び、受けたつもりです。
ちぐはぐな転職活動ではなく、筋が通ったキャリアの選択であることが先方にも伝わり、内定に至ったのではないでしょうか。
–リクルートと同時並行で受けていた大手インターネット企業からも内定が出たようですね。どちらも魅力的な企業ですが、リクルートに決めた理由を聞かせてください。
2社共に、私が求める職場環境で甲乙つけ難く、正直かなり迷いました。会社の魅力やブランド、転職市場での評価を知っているヘッドハンター新井さんならどちらをお薦めするのだろうと、新井さんに相談しました。新井さんの答えはリクルートでした。
リクルートでキャリアを積んでからもう1社に行けばいい、その逆は新井さんがこれまで見てきた内定率から考えると難しいかもしれない、というお話でした。非常に納得感のある説明でした。
両社を仕事内容で比べると、リクルートでは私が専門とする分野の組織を立ち上げて数年が経過し、成熟期に突入している、次の形を模索しているというお話でした。一方のもう1社は部署が立ち上がったばかりでした。SIerとして事業会社のサポートをしてきた身としては、また一から立ち上げを経験するよりは、次の新しい形を作るフェーズに携わってみたいと思うようになりました。そういった考えからリクルートを選びました。
–最後に、どんな人にエージェントファインダーを勧めたいですか?
キャリアの方向性がある程度定まった人にこそ、エージェントファインダーの活用をお薦めしたいです。私のように専門分野が決まっていると求人数も限られます。その限られた求人の内容をしっかり把握し、企業ともコネクションのある新井さんのようなピンのヘッドハンターは、転職者にとって有利な交渉ができるよう、力強くサポートしてくれます。20代の頃に大手転職エージェントを利用した時とは、本当に大きな違いを感じました。
私自身は「面白いサービスだな。リモートワークの求人を持っているヘッドハンターいないかな」という軽い気持ちでエージェントファインダーに登録しました。そこから新井さんに出会い、人生が変わりました。「ピン」のヘッドハンターとの出会いには、人生を変える力があると思います。
―貴重なお話ありがとうございました。新天地でのご活躍を心よりお祈りしています。